タウンマネージメント組織の現状と信用金庫の役割

 

キーワード 

 TMO、中心市街地、まちづくり、第三セクター、商工会、商工会議所

 

視点

 近時、NGOやNPOなど、横文字の頭文字で略して称される組織がいろいろと出てきている。タウンマネージメント組織(TMO)もその一つであり、「それは一体何なのか」、「信用金庫として接点を持つ必要があるのか」、「どのような対応をすればよいのか」などと迷う場合も多いと思われる。

 「地域の繁栄なくしては自らの発展もない」という地域と不可分一体の関係にある信用金庫としては、TMOと適切な協力関係を構築し、地域の繁栄を実現していくべきであろう。

 ただ、TMOは比較的新しい組織でもあり、現状を把握しづらく、具体的にどのように関われば良いのかについて判断しにくいことも事実である。

 このため、根拠法施行後5年が経過した今、TMOについての情報提供を行うことが必要であると考えた次第である。

要旨

l         タウンマネージメント組織(TMO)は、商店街の組合・行政・まちづくり会社や市民など、中心市街地に利害関係を有する様々な組織等の調整の場となって、中心市街地再生のための活動をまちづくりの観点から総合的に企画・調整し、その実現を図るための機関と位置づけられており、全国で約300組織にまで増えている。

l         組織形態別にみると、第三セクター特定会社が85社(29.0%)、商工会・商工会議所自身が行うのが206(70.3%)、財団法人が2(0.7%)である。

l         第三セクター特定会社(85社)形態に限れば、53社(第三セクター特定会社のうち62%)で信用金庫による出資が確認され、16社(同18%)で出向等による人的協力が確認できた。

l         信用金庫としては、地域における本来的役割と当該役割を担ってきた中で培ってきたスキル・ノウハウの提供を通じて、TMOが実現力を持てるよう是々非々にて適切に協力していくべきであろう。

 

全文を見る