1.はじめに

2000年の介護保険導入以来、介護ビジネス市場が急拡大したことで、高齢者向けシルバービジネスが改めて注目を集めている。しかし、シルバービジネスは、介護に止まらず、配食など生活支援や元気な高齢者向けの健康・生きがいづくりなども含めると、全体ではかなり大きな市場を形成する。

 

2.動き出した巨大市場

シルバービジネス市場は一貫して拡大傾向をたどってきたが、2000年以降その市場規模をさらに押し上げ、2001年には36兆6,000億円に達したと推計される。

 

3.「530万人雇用創出計画」がシルバービジネスを後押し

政府が2001年5月に発表した「530万人雇用創出計画」では、高齢者ケアサービスの雇用倍増が目標とされているが、その実現性を前向きに展望する介護サービス事業者も出てきた。この計画を策定した島田慶大教授は、潜在需要である「ウォンツ」を実際の「ニーズ」に結び付けるサービスの必要性を、強く主張している。

 

4.変わる高齢者イメージ

高齢者は、貯畜も多く経済的に豊かである。最大の不安材料は「健康」であるが、団塊世代などこれからの高齢者は、活動的に行動する高齢者になっていくであろう。

 

5.元気な高齢者向けシルバービジネス

飲食サービスでは、単に食事を満たすばかりでなく、孤独な生活を改善し、生活に張りをもたせるような高齢者向けの洒落たレストランも出現している。健康サービスでは、高齢者の「本物志向」を追求したシルバー向け旅行などが人気だという。

 

6.介護ビジネスの躍進と期待されるシルバービジネス

介護保険の導入により介護サービスの手軽さが高齢者に支持され、介護ビジネス市場は急成長したが、その背景にはシルバー市場の潜在力の高さもあるといえよう。

 

7.新たな資金需要の可能性〜「ケアハウス」を一例として

「ケアハウス」新設構想が実現すると、建設費総額で3兆〜4兆円の資金需要が見込めることから、「ケアハウス」は信用金庫の有望な貸出先として期待できよう。

 

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